足回りの事でもう一つ。 以前、スピード・センサーについて書いた時にちょっと触れましたが、164Q4には『電子制御式可変ダンピングサスペンション』という機能が付いています。 以下ちょっと取説の抜粋になります。 4つの車輪のショックアブソーバーの制御をリアルタイムで行い、快適性、ロードホールディング、安全性の面で、常に最高の性能を維持します。 従来のサスペンション(すなわち調整が出来ない)の車では、減衰のタイプが車の特性を決定します。「ソフト」な減衰は快適性に優先権を与え、リジッド設定(高い程度の減衰)は、より良いロードホールディングを提供します。サスペンションの最終的な調節は、ほとんどの場合、ロードホールディングと快適性の間の妥協です。 サスペンションの特性(調整できない)は一度設定されるとドライビングのタイプ、スピード、コーナリングまたはブレーキの荷重の移動、および走行の間に経験するすべての可変パラメーターに関係なく、一定のままです。 アルファロメオの可変ダンピングサスペンションのシステムは、様々なセンサーによって電子コントロールユニットに送られる信号の電子的な管理を通して、あらゆる状況を見分けることができ、結果として振動に対する最適な応答を提供するため、ショックアブソーバーに対して十分な補正を与えます。 何か難しく書いてありますが、要は車に取り付けられた何個かのセンサー(上図参照)によってショックアブソーバーの減衰力を変化させるという代物です。 このシステムって以前の(今も?)日本車でもあった様な気がします。 可変ダンパーは、『AUTO』と『SPORT』の2つの切り替えになっています。 『AUTO』での乗り心地はまぁまぁなんですが、『SPORT』は全く使えません。 一瞬なら我慢できる範囲なんですが、それがずっと続くとなると・・・×です! この可変ダンパーは同じ164シリーズで164QVにも使われています。 下の図がQVの取説のものです。 云い回しは多少違いますが、書いてある内容は一緒です。 で、本題なんですが、 我家の164も10年、走行7万数千キロ。そろそろダンパーもヘタってきています。 今のところそれ程酷い乗り心地ではありませんが・・・ 今後イヤでもダンパー交換の時期が来ます。その時に問題なのが、純正ダンパーの値段です。パーツリストで調べてみると、1本約10万円!総額40万、当然他ブッシュ等、交換工賃まで考えると50万以上になる事が確実です。 (もっともマセあたりだともっと高額になるようですが・・・私には十分高いです) ダンパー自体は消耗品なんで交換は仕方がありませんが、それにしても・・・ これはQ4に限らずQVにも言える事です。パーツの値段は殆ど同じ。 では実際、乗っている人はどうしているのか?というと・・・ 164QVに乗っている人の多くは、社外ダンパー(コニー、モンローなど)に交換しています。 勿論その場合は、可変ダンパーのシステムを殺して(使えなくして)の交換です。 社外品の164用ダンパーが使えたんです。 ところがQ4の場合、QVで使えた社外品はNGです。 当然のごとくパーツが全く違うようです。そして社外品のQ4用ダンパーは存在しません(個人的に見た事がありません) 今後必ず来るダンパー交換時に、どうしたものかと・・・ 素直に純正パーツで交換するか、社外品(勿論ポン付けは出来ないでしょうし、作ってもらうか)にするか。 50万も出せば、普通程度の足回りが組めると思いますがいくつか疑問点もあります。 Q4の場合ビスコマティックがついていますがそれとの関連性はないのか? QVのようにシステム自体を殺してしまってもO.Kなのか? 自分で人柱になればいいんですが(笑) このBlogを見ていただいた方で、アルファ164Q4のダンパー交換について情報・意見(社外品に交換したヨ〜とか、こうなんじゃないか!)をお持ちの方がいらっしゃったら、是非お話を聞かせていただければと思っています。 |
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